百田氏の「(女は)30超えたら子宮摘出」発言
2024年11月8日 あさ8での発言。
百田氏が、少子化対策に関する過激な発言(女性の大学進学禁止、独身者の結婚不可、30歳以上の子宮摘出)を行い、国内外で広く報道された。
少子化対策の議論の中で「女性は18歳から大学に行かさない」「25歳を超えて独身の場合は、生涯結婚できない法律にするとかね。こうしたらみんな焦る」「30超えたら、子宮を摘出する、とか」と発言。(2024年11月8日 Youtube あさ8)
翌日、朝日新聞が報道
「日本保守党・百田尚樹氏「30超えたら子宮摘出」「
SF
として」発言」(2024年11月9日)
毎日新聞「特集ワイド」
「百田氏「子宮摘出」発言を考える 性差別にじみ出る暴論」(2024年12月10日)
共同通信が配信し、日本の主要新聞・テレビ局をはじめ、世界30カ国以上で報道された。
同ライブの他の発言
百田氏は「(少子化問題は)結局のところ若い女やで」「50超えた女に頑張ってきばってもなかなか難しいからね」「若い娘をどういう風に子ども産ますかやね」等、少子化の原因がすべて「若い女性」に起因するととられる発言をしている。
有本氏も「(子どもを産めるのは)普通に考えたら30台前半までですよ」等と発言している。
有本氏は「私自身、若い頃、気持ち最優先で生きた反省から発言しています。医療が進歩しても出産に年齢の壁はあり(後略)」と女性に呼びかけ (
2024年11月9日 X
)
百田氏は、名古屋市長選の街頭演説で「やってはいけないこととして例を挙げたが、例えがきつすぎた。聞いていた人が不快に思うということで発言を撤回して謝罪する」と発言。(
2024年11月10日 日経
)
共同代表の河村氏も「撤回したが、言うのもはばかられる発言だった。私からもみなさまにおわび申し上げたい」と謝罪。(
2024年11月10日 日経
)
名古屋市長選への影響(
2024年11月30日 中日新聞
)
子宮摘出発言を報道各社が伝えた11月10日は、名古屋市長選の告知日当日であり、百田氏の名古屋で広沢氏の応援演説が予定されていた。
広沢氏陣営は発言撤回を百田氏側に促し、百田氏は演説で謝罪、撤回した。
市選管に確認団体を減税日本で届けていたので、もともと保守党の名前は大きく使えないが、結果的に良かった。
2度目以降の応援演説の依頼もやめた。
自民党の和田正宗議員がニッポンジャーナルでこの発言を批判。「百田氏は
人生をやり直したほうがいい
。」(
2024年11月12日 YouTube
)55:50〜1:01:20
百田氏の女性蔑視がそのまま本音で出た。人格がそのまま出た。
我々保守勢力としては非常に迷惑
子を望んでいるのに子宮頸がんで子宮を全摘しないといけない方もおられる。それを考えたときにこんな発言にならない。
同番組を取りあげたニュース「「女性蔑視だ」自民・和田政宗氏、保守党の百田尚樹代表「30超えたら子宮摘出」に不快感」(
2024年11月13日 産経新聞
)
東洋経済ONLINEでコラム「百田尚樹「"子宮摘出"発言」どれほどヤバすぎたか—「フィクション」で許されるラインとの境界線は?」
(2024年11月12日)
女性への差別的な言動に対する抗議活動デモが全国14箇所で同時に行われる。
「私のからだは私のもの!」〜全国で女性の尊厳訴えるデモ
(2024年12月16日/OurPlanet-TV)